水がめ座すごろくの開発日誌

ゲーム製作のメモやその他あれこれ

脱落したら「一番鶏」になる

 

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「遅い駒は脱落→2つの駒が脱落したらゲームから外れる」

という仕組みは少々気の毒だし、なってしまったらまったく退屈である。

「あのゲームって、脱落するとやることがないんだよね。ただ見てるだけで……」

という感想を聞くのは作り手としても辛い。

実際、有名なゲームについてその種の不平を耳にしたことが何度かあるので、当然ながらそれを避けたい。

 

Cockcrow to Starlight

Cockcrow to Starlight

 

 

それなら、脱落プレイヤーが出た時点でスタート地点から「一番鶏」の駒を進めてもらうというのはどうか。

一番鶏の駒は、手番がまわってきたらサイコロを振って進むだけで、保険には入れず、ハプニングは他のプレイヤーと同様に起きる。

だから少し不利なのだが、することは前進だけというシンプルな快感がある。

さらに、一番鶏に追いつかれたら、他のプレイヤーは普通の駒も安全駒も、その時点でアウト(消失)という力を持っているので、やり甲斐があるのだ。

いわば「脱落」という屈辱をバネにして、どす黒い恨みつらみをエンジンにして進む駒である。

そのくせイメージ的には光に包まれていて、元気がいいという困った存在である。

これは追いつかれたら本当に怖い。

他のプレイヤーを上手く煽ってくれる仕組みとして面白いし、一番鶏の駒の方がむしろ楽しい、という可能性もあるし、もしかすると一番鶏が全部の駒を食い尽くして終了、という形で終る可能性すらある。

これは敗者復活の仕組みとして、設定とぴったり合っている。

 

これなら、

「あのゲームって、脱落したらしたで、それもまた面白いんだよね!」

と喜んでもらえるかもしれない。

「脱落した人の方が面白そう!」

と言われるくらいが理想である。