水がめ座すごろくの開発日誌

ゲーム製作のメモやその他あれこれ

人生と「ハイジャック」

 

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「ハイジャック」は元々、別のゲーム用に作ったカードを無理やりにトリックテイキングに当てはめただけのゲームである(ちなみに当初の案では「地獄の心臓配達便」もあった)。

その後、

「飛行機のマークは強い!」

ということにして、

「飛行機のマークのカードを得たら、乗客を救えることにしよう(^^)

と決めただけである。

 

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当初、いくら何でもそれはダメだろと思っていた。

「飛行機のカードが多く配られた人が有利=勝ち」

になるしかないと考えていたからである。

 

ところが、実際にやってみるとそうでもなかった。

最初に飛行機の「7」を持っていれば当然それを出して、マストフォローだから労せずして「6」「5」「4」などが手に入る。

ここまでは必然的な流れで、いつもそうなる。

しかし、だからといってそのまま勝ちきれるかというと、そう楽勝でもない。

 

「飛行機のカードがすぐ無くなるゲーム」でもあるので、もともと飛行機のカードが少ない人々は、捨て札を工夫したり、多少は結託して点数を稼ぎ、リードしすぎている飛行機野郎に追いつけ追い越せで、割と盛り上がる。

そして、いつの間にか「努力・友情・勝利」といった昔の少年ジャンプのような雰囲気が(ごく自然に)できあがるのだ!!

 

つまり、このゲームの第一幕は、生まれつきの素質や家柄に恵まれた者が大きくリードして終り、第二幕で鼻持ちならない天才少年が皆にやっつけられる(か、逃げ切るか)といったベタなドラマが生じるのである。一対多数の「兎と亀」のようなものだ。

何となく適当にデザインしただけなのに、思いがけずまさしく人生の縮図のような、劇的なゲームになってしまった。

 

お前は500円ゲームで人生を語るな、と言われてしまいそうだが……。

 

togetter.com

 

↑こういうまとめ記事を読むと、「兎と亀」のようなタイプの話はいつの時代にも好まれるらしいので、このゲームもそういう文脈で皆が解釈してくれないかな~と虫のいいことを考えている。

 

gamemarket.jp